Flutter 3.13 により iOS でのレンダリングが高速化
ポール・クリル著
InfoWorld 編集者全般 |
Google のマルチプラットフォーム UI 開発用オープンソース フレームワークである Flutter は、8 月 16 日に発表された最新リリース Flutter 3.13 で、より高速なグラフィックスと 2D スクロールを実現します。
新しい Impeller グラフィックス レンダラーの改善により、iOS でのレンダリング パフォーマンスが向上し、遅延が短縮され、平均スループットが向上しました。 Impeller は現在、macOS 向けにプレビューで利用可能であり、iOS ではすでにデフォルトで有効になっています。 Android での Impeller の正式なプレビュー期間はまだ設定されていませんが、今年後半になる予定です。
Flutter 3.13 には、2 次元でスクロールするウィジェットを構築するための基盤が含まれています。 これには、2 次元で子の相対位置を表す ChildVicinity や TwoDimensionalChildDelegate など、構築に使用するクラスが含まれます。 2 次元でのスクロールには、斜めスクロールなどの新しいインタラクションが付属します。 さらに、新しいスライバーを使用すると、開発者は独自のスクロール効果を作成できます。 たとえば、SliverMainAxisGroup と SliverCrossAxisGroup は、複数のスライバーをまとめて配置することをサポートします。
折りたたみ式デバイスのサポートが向上し、Flutter 3.13 ではディスプレイのプロパティを取得するエンジン API が追加されました。 新しいゲッター FlutterView.display は、ディスプレイの物理サイズ、デバイスのピクセル比、およびリフレッシュ レートを報告する Display オブジェクトを返します。
マテリアル フレームワークの改善により、プラットフォームへの適応性、カスタマイズ性、および新機能がさらに強化されました。 マテリアル ウィジェットのデザインをカスタマイズしやすくなりました。 たとえば、開発者は、InputDecoration の error プロパティを使用して、テキスト フィールドに表示されるエラー ウィジェットをカスタマイズできるようになりました。
Flutter 3.13 には Dart 3.1 も含まれており、Dart 3.0 で導入されたクラス修飾子をさらに使用するためのマイナー アップデートと API 調整が行われています。 Flutter 3.13 は、5 月に公開された Flutter 3.10 に続くものです。 Flutter のインストール手順は、プロジェクトの Web サイトで参照できます。
次にこれを読んでください:
Paul Krill は、InfoWorld の一般編集者であり、アプリケーション開発に焦点を当てています。
著作権 © 2023 IDG コミュニケーションズ株式会社
次にこれを読んでください: